2013年4月27日土曜日

Strength Finder

この本は邦題の怪しさにも関わらず、自分を理解するのにかなり役に立つStrength Finder というツールを提供してくれる。ただし、ツールを使うには古本ではだめで、新しい本を購入し、そこに記載されているユニークな番号を入力する必要がある。

私のStrength Finder は下記。



収集心
あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。

魂の錬金術/エリック・ホッファー

自分を理解する能力は確実に成長するための根源的な力だと思う。そこに必要なのは自身に対する冷徹な自己認識力だ。エリック・ホファーをたまに読むたびに、事実に対する厳密さの重要性を思い出させてくれる。
ありのままの自分とは異なる存在になるためには、自分が何者であるかについて、ある程度の認識が必要である。別の存在になることが偽装に終わるにせよ、また真の内面的変革に帰着するにせよ、自己認識なしに、それが実現することはない。だが、驚くべきことに、自己への不満に最も苛まれ、新しいアイデンテイテイを最も渇望する者にかぎって、自己認識の欠如が最も甚だしい。彼らは好ましからぎる自己に背を向け、それと向かい合うことがない。その結果、自己への不満が最も強い人びとは、自らを偽ることもできなければ、真に内面を変革することもできない。彼らの内面は透明であけすけである。彼らの好ましからぎる性質はいかに自己演出と自己変革を試みても、執拗に存在しつづけるのだ。

そしてソーシャルメディアは自己改宗の嵐だ。
絶えず自己改宗の努力に追われているように見える人たちがいる。誰かに向かって話すにせよ、書くにせよ、結局、彼らの相手は彼ら自身でしかないのだ。確信、熱狂、幻想へと自らを駆り立てるために、彼らは絶えず口を動かし、ペンを走らせる。
しかし、それでも自分のことを知ることは難しい。
一最も感受性に富む者でさえ、最も感受性の乏しい者が他人を観察するようには、自分自身を観察しえない。